博士以前

人間です

学生最後の日

今日、2020年3月31日で僕の長かった学生生活は終了する。2011年に大学に入学してから大学院の博士課程卒業まで9年を同じ大学で過ごした。 これだけ長くいるともはや大学を去ることに対する名残惜しさのようなものはほとんどない。 何ヶ月か何年か経てばそのような気持ちになるのかもしれないが、とにかく今は無事生き延びて学位を取得した安堵と、これから始まる労働への漠然とした不安とが入り混じったような心持ちになっている。

何も考えずのらりくらりと生きていけた大学の学部までと、食い扶持を稼ぐために社会的な振る舞いをしなければならなかった大学院とでは、自分の中での学生生活の捉え方はだいぶ違う。 そうは言っても世間の人から見れば大学生だろうが大学院生だろうが同じ学生であるし、僕もそのような雰囲気を無意識に内面化して、自分の人生に対する真剣さを鈍らせていた部分はある。 そして気づけば20代後半という年齢になっていた。 Webサービスの登録をする時に、自分の年齢帯の選択肢がだんだんと下になっていくのを見ると、時はしっかり流れていっているんだなと感じる。

このブログの博士以前というタイトルは、博士以後(=ポスドク)の反対で、博士号を取得する前の学生期間の記録という意味合いだ *1。 だから博士号を取得して無事学生を終えるこのタイミングでブログも終わらせるのが適当だろう。 しばらくは消さずに残しておこうと思うけれど、多分新しい記事は書かない。

また何か書くことができて新しいブログを始められたら良いなと思う。

*1:ついでに言うと、P. K. ディックの『人間以前』という短編のもじりでもある。